外航船員はどうやって嗜好品や生活必需品を調達するのか?
2020/4/30更新
みなさんは食べ物や飲み物、衣類などが必要となったらコンビニやスーパーなどに買いに行きますよね。
外航船員にも嗜好品や生活品が必要です。
しかし、船の中には、もちろんスーパーやコンビニなどはありません。
そこで、今回は外航船員が個人のタバコやお酒、お菓子、ジュース、消耗品などをどうやって調達しているのか紹介します。
上陸 or プライベートオーダーで調達
嗜好品や生活必需品の調達方法は主に2つです。
・プライベートオーダー
外航船員は基本的にプライベートオーダーで欲しいものを調達します。
プライベートオーダーとは、船で欲しいものを業者に注文し、寄港地で受け取れる方法です。
プライベートオーダーだと飲み物などの重いものや衣類などのかさばるものも船に直接持ってきてくれます。
注文の仕方は基本的に寄港地に着く1〜2週間前に船で注文表を取りまとめてメールで提出します。
注文したら あとは待つのみです。
・上陸して店に行き調達
上陸で調達するのは、ほんのおつかい程度のものだけです。
日本だとマクドナルドやミスタードーナツなどの賞味期限がすぐなものとか注文しわすれたものとかになります。
上陸はできるか分からないので、あてにできません。
ですから、必要なものはプライベートオーダーで揃えてしまいます。
プライベートオーダーで何を注文できるか
基本的に常識の範囲内ならなんでも持ってきてくれます。
よく頼む例を挙げると水、ジュース、お菓子、アイス、冷凍食品、カップ麺、軍手、靴下、シャンプー、リンス、ボディソープ、歯磨き粉、洗剤などがありますね。
他にも筋トレしている人はプロテイン、変な人はローションを頼んでいましたね。
日本だと「お菓子の詰め合わせ」とかで頼むと勝手に選んでくれたりして意外と楽しいです。
期間限定のものを頼むとで在庫がなかったりするので注意が必要です。
寄港地によっては注文できないものもあります。
反対にその寄港地ならではのものがあったりするのでお土産になったり、ネタとして注文したりしますね!
タバコ・お酒に関して
お酒とタバコは船では免税になるのですごく安く買えます!
タバコはわかりませんが、ビールは1缶100円ぐらいで飲めます。
しかし、最近、お酒に関しては規制がだんだん厳しくなってきています。
アルコール度数が高いものが禁止だったり、頼める本数が限られたり、そもそも個人で好きなものを頼めず、船で買うものを決められたりとなかなか厳しいです。
タバコに関しては、特に規制はなかった気がします。
喫煙者でないので意識したことがありませんでした...
ちなみに練習船では遠洋航海の時のみお酒やタバコが注文できるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
どうやって嗜好品や生活必需品を調達するかわかっていただけたでしょうか。
プライベートオーダーが外航船員のちょっとした楽しみだったりします。
頼んでおつまみとかをシェアしながらお酒を飲んだりすると楽しいです。
ぜひ自分独自の注文をしてみてください!
質問や疑問点があればコメントお願いします。
ありがとうございました!