練習船あるある(2)を早く言いたい-実習編-

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横浜 日本丸

2020/4/29更新

練習船あるある

今回は、前回の生活編に続いて実習編の練習船あるあるを紹介します!

私自身が乗船したのは大成丸青雲丸銀河丸です。

よって帆船のあるあるは取り扱えませんのでご了承ください。

また、機関科だったので、航海系の実習は1ヶ月のみです。

では、はじめていきます!

 

 

航海系あるある

・夜間船橋当直中、暗闇の中で嘔吐されると地獄

船で一番揺れる場所は一番上にある船橋(ブリッジ)です。

航海当直ではその船橋で操船や見張りを行います。

一番揺れるので船酔いで気分が悪くなり嘔吐する実習生が出てきます。

ただでさえ嘔吐されると大変なのに、夜間の暗闇の中で吐かれるとどこに吐いたか分からず、匂いが漂います。

船酔いじゃなかったのにその匂いで気分が悪くなる実習生も出てきて負の連鎖です。

地獄ですよね...

 

船橋当直交代時、実習生多すぎる

実習生は、班ごとに当直に入ります。

ひとつの班は10人以上です。

そして、当直交代時は、次の当直班が来るので実習生だけで20人以上になります。

そうなると大きくない船橋が人であふれます。

すごくわちゃわちゃした記憶があります。

 

機関系あるある

・当直で機関室見廻りが多すぎてだれる

1回の当直で4時間あります。

4時間の当直中に教官がずっと講義をしたり、課題をさせるには限界があります。

よってどうしても実習生に機関室の見廻りをさせることが多くなります。

そこで実習生はどうしてもサボってしまいます。

気づいたら軸室や外へつながるドア付近でみんなでたまってるなんてことになってます。

軸室や外につながるドア付近は涼しくていいんですよねー。

 

・暖機と冷機の手順を必死に覚える

暖機は主機を使う前の準備で、冷機は使った後の手仕舞い作業です。

暖機と冷機では、マイクで指示しながら先導していくリーダーがいます。

そのマイクを間違えるとかなり叱られます。

手順を間違うのは良くないですが、言い間違いも指導が入ります。

うまくいくように、実習生たちは暖機と冷機の手順を必死に覚えます。

これがなかなかのストレスでした。

 

・配管調査が大変

機関科についてまわる課題、それは配管調査です。

配管調査とは、機関室の燃料油、潤滑油、清水、海水、蒸気、ビルジ、空気などの配管の流れや機器について調べることです。

調べた成果をテストされたり発表したりします。

これがなかなかの負担です。

教官にとってもかなりの負担だと思いますけどね。

 

朝別科・巡検あるある

・朝別科の掃除が長すぎる

朝別科は6時40分ごろから7時10分まで続きます。

朝に30分はかなり長丁場です。

どうやってサボれるか、どうやって教官の目を免れるか考えてやってました。

掃除は必要なんですけどね。

もちろん教官たちは大事な見廻りの時間なので、30分は必要ですが、、

 

巡検のボンクラッシュ

巡検は当直航海士と機関士が船の至る所をまわって、船内をチェックします。

チェック箇所の中に実習生のボンク(ベッド)があります。

このボンクのシーツと布団の整え方が決まっているのです。

しかし、これがしっかりできていないと教官がシーツと布団カバーを引っ剥がします。

これがボンクラッシュです。

腹立ちますが、せっせともう一度ボンクを整えます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

今回は実習のあるあるに焦点をあて紹介しました。

 

「他にもこんなあるある知ってるよ!」

という方はコメントお願いします!

もしくは

「違うあるあるやってほしい!」

などもあればコメントお願いします!

 

ありがとうございました。