外航船員の機関士として船に持っていって便利だった5つの道具

f:id:hisaki1421:20200427230210j:plain

2020/4/28更新

 

今回は、機関士として船に持っていって良かったなと思えた道具を5つ紹介します。

どの道具も船にある可能性が高いものです。

しかし、自分のものを持っておくと何かと便利です。

それでは紹介していきます!

持っていって便利だった5つの道具

・耐水のメモ帳

耐水のメモ帳は便利というより必須です!

メモ帳はもちろん仕事で必要なので、持っていきます。

しかし、耐水でないと悲惨な目に遭います。

 

なぜかというと、汗でビショビショになり読めなくなるからです。

機関室は基本的に暑いので、機関士は汗をかくことが多いです。

(ロシアなどよっぽど寒い時は別ですが...)

作業に夢中でポケットに入れていたメモ帳が気づいたらビショビショなんてことになります。

今まで書いてきた学びがなくなってしまいます。

 

必ずメモ帳は耐水にしてください!

・カッター

続いてカッターです。

カッターは特に船に搬入してきた機器の予備品や消耗品のチェックをする時に必要です。

予備品や消耗品のチェックは三等航海士と三等機関士がやることが多いです。

そして、チェックにはスピードが求められます。

早めに業者に「問題なかったよ」もしくは「不備があったよ」など報告しないといけませんから。

そんな時にカッターがないとかなり時間を浪費してしまいます。

搬入時はいろんな人がカッターを使いますから、自分のカッターをひとつ持っていれば安心です。

 

・小さいドライバー

ポケットに入るくらいの小さなドライバーは作業時はもちろん何かをちょっとチェックする時に意外と便利です。

プラスとマイナスのどちらもついているドライバーが売っています。

また、できれば電工ドライバーで磁石がついている物がいいです。

小さいドライバーということは小さなネジを扱います。

小さなネジは、電気系統に多いですから、電工だと安心です。

 

・小さいアジャストレンチ(モンキーレンチ)

小さいアジャストレンチも小さなドライバー同様何かと便利です。

ボルトを緩めたり、締めたりするときはもちろんですが、ボルトの径を測る時にも使えます。

もちろん見ただけでボルトの径がわかるのがいいんですけどね。

アジャストレンチにメモリが打ってあるものが売っているのでそのタイプを買ってみてください。

大きさは24mmぐらいまでで十分だと思います。

長さは自分の使いやすいものでいいと思います。

持ってて損はないです!

・小さな定規

小さな定規は長さを測るのもそうですが、水平を見たりするのに便利です。

特にセンタリング(芯出し)ではじめに高さや横を定規でざっくり合わせる時に使っていました。

センタリングはポンプが運転されたとき、ポンプとモーターの回転中心線が一直線に並んだ状態になるようモーターの位置を調整する作業です。

三等機関士が苦労する作業ですね。

はじめに定規でざっくり合わせると意外と会うのでその後が楽になります。

 

ひとつ小さな定規を常にポケットに入れていると便利ですね!

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

船に持っていくと便利な道具を5つ紹介しました。

カッター以外は常に持っていてもいいかもしれません。

人によって所有道具の特徴が出てきますが、私はこの5つでした!

他にも、自分のテスター六角レンチセット、圧着ペンチを持ってきている機関士もいました。

 

もし今後船に乗る時

「そういえばあの記事に道具について書いてたな」

と参考にしてもらえたら嬉しいです!

 

はじめは先輩機関士につくと思うので、便利な道具を持っていると気が利く機関士になれるかもしれませんね!

 

質問や疑問点があればコメントお願いします。

ありがとうございました!