【実体験!】外航船員から陸の仕事に転職してわかったメリット・デメリット
2020/8/10
「転職して良かった 」
私自身そう思いますし、外航船員を辞めた人は私の周りでは100%転職して良かったと言っています。
今回は、外航船員から転職して実際に感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
転職を考えている外航船員の方々の参考になればと思います。
是非ご覧ください!
現在の私の状況
メリット・デメリットの前に現在の私の状況を少し話します。
現在、外航船員から陸上エンジンメーカーに転職してから4ヶ月が経ちます。
仕事にも慣れてきて、外航船員の仕事との違いがよく分かりました。
前の方が良かったところ、今の方は良いところがあるので紹介していきます。
メリット
まずは、メリットについて言及します。
まだ転職して4ヶ月ですが、いろいろなことが見えてきました。
毎日家に帰宅できる
これが最大のメリットだと思います。
転職して毎日家に帰れるのが素晴らしいことだと気付かされました。
船では、仕事が終わっても、食事で上司と顔をあわせ、食後にお酒を一緒に飲む。
なかなか心も身体も休めません。
残業しても疲れない!
これは、船の仕事をしてきた遺産かもしれません。
船での労働時間は、機関士はほぼ毎日8時間でほとんど休みがありません。
さらに荷役や入出港が絡むと、かなりの労働時間になります。
それを考えると陸での仕事で残業が長引いても、肉体的に精神的に余裕ができます。
船での仕事を経験しているのなら、労働時間の心配はいらないですね!
ネットがストレスなく繋がる
今の時代ネットが繋がらないと思うように生活できなくなっていますよね。
今まで、船の上でなかなか繋がらず、歯痒い気持ちになっていました。
陸で仕事をして、動画を観れる、テレビを観れるなど当たり前のことができるのが、とても幸せに感じました。
副業のやりやすさ
ネットに繋がることに似ていますが、副業のしやすさは陸の方が圧倒的にやりやすいです。
というより船の上では副業ができません。
今後の時代を考えて、本業+副業という複数の収入源を持つことが重要になります。
その点でも、陸の仕事がいいと言えます。
デメリット
次に転職するデメリットを話していきます。
これは外航船員のメリットの裏返しになりますね。
給料が約1/2に…
大きなデメリットはやはり給料になります。
外航船員時代は、手取り40万以上もらうことができ、消費もほとんどないので、すぐに数百万貯まっていました。
しかし、陸上の仕事となると、手取りは約1/2。
さらに家賃や食費、交通費、交際費などがかかってくるので、なかなかお金が貯まりません。
たまに外航船員の同期と飲みに行ったりすると、
「車買ったわ!」
「貯金数百万あって何に使うか迷うわ!」
など聞いて、後悔することもあります。
給料を重視するかしないかで大きく変わってきます。
休暇が短かすぎる
まとまった3ヶ月の休暇か週2日+祝日の休暇
比べてみると差は歴然ですよね。
転職してこんなに休みが貴重なものだと思いませんでした。
たまの連休で旅行に行っても他の旅行者も大勢おり、窮屈な旅行になります。
反対に外航船員は平日の旅行者が少ない時に旅行ができるので、旅行をストレスなく楽しく過ごせます。
自信を持って転職して良かったと言える
外航船員から陸上の仕事への転職のメリット・デメリットを話しましたが、結論として転職して良かったと自信を持って言えます。
それは、圧倒的に生活の質(Quality of Life)が向上してからです。
自分のしたいことをしたいときにできる、それだけで素晴らしく、生活の質が向上しました。
外航船員には向き不向きがどうしてもあります。
辛いと思うなら、新しい仕事を探して、新しい道を歩むのもいい判断だと私は思います。
疑問点やコメントがあればよろしくお願いします。
ありがとうございました。