外航船員の7つのメリット(給料、休暇、世界一周、・・・)

2020/4/1更新

 

外航船員は、他の仕事と比べてかなり特殊です。

ずっと船に乗り、仕事をします。

 

そんな仕事ですが、メリットもたくさんあります。

今回は、外航船員のメリットを自分の経験を絡めながら書いていきます。

 

 

外航船員の7つのメリット

外航船員になる前、以下のようなメリットを先輩社員から言われてました。

 

・給料がいい、お金が貯まりやすい

・長期休暇が定期的にとれる

・港で上陸して観光できる

・スケールの大きさ

・話題性がある

・船からの景色

・仕事に没頭できる

 

これらのメリットは、実際どうだったか書いていきます。

 

給料がいい、お金がたまりやすい

正直言って、かなりお金は貯まります。

 

まず給料ですが、入社1年目であっても、少なくとも額面35万以上はもらえます。

(乗船勤務中は、乗船手当がつくから。)

 

2019年の新卒の平均が20万6700円であることを考えるとかなりもらえます。

 

生涯年収で言うと4億を超えるようです。

 

さらに、乗船勤務中は生活費がほとんどかかりません。

 

部屋を借りる必要がないので、実家に住めば家賃いらずです。

また、食費は毎日3食は法律上、会社が払うことになっているのでいりません。

独身の場合、払うのは、携帯代、嗜好品代(お酒、タバコ、お菓子、ジュースなど)ぐらいです。

ちなみにお酒とタバコは免税なので、安くなります。

 

乗船勤務終了後は、車を1台キャッシュで買えるくらい貯まっているはずです。

 

長期休暇が定期的にとれる

定期的な長期休暇は間違いなく取れます。

 

乗船勤務を6ヶ月以上するたびに3ヶ月の休暇がもらえるので。

 

また休暇中にも20数万給料ががもらえるので、乗船勤務中にもらった給料と合わせて、大胆な休暇を過ごすことができます。

 

この休暇で海外旅行や留学など普通の職業ではできないことをする人が多いです。

世界1周も期間的には可能ですね。

 

中には、休暇期間だけ海外に住む人もいます。

 

港で上陸して観光できる

上陸できるかは、船の種類によるところが大きいです。

 

自動車運搬船や食料や物を運ぶコンテナ船、木材や鉄鉱石を運ぶチップ船は世界のいろいろな港に入港するので、そこで上陸して観光したり遊んだりできます。

 

しかし、原油を運ぶタンカーや液化天然ガスLNG)を運ぶLNG船はなかなか上陸できないです。

上陸できても、あまり何もない港が多いので、遊びづらいです。

日本に寄港するときは、上陸できます。

 

スケールの大きさ

仕事のスケールもそうですが、船のスケールもかなりのものです。

 

原油を運ぶタンカーで大きなものは、全長が 東京タワーを横にしたぐらいあります。

 東京タワーが333mですから、すごいですよね。

 

そんな大きな船を自分たちで動かせるのもこの職業の魅力です。

 

話題性がある

初対面で『船乗りやってます』というと食いつきがすごいです。

同時に漁師と間違われることが多いですが。

 

あまり想像ついてない人がいたら、ワンピースに例えて説明します。

航海士ならナミ、機関士ならフランキーもしくはフランキーが乗る前のウソップって言います。

 

合コンや街コンで話のネタになって盛り上がるはずです。

 

船からの景色

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船からの景色は、外航船員の特権ですね。

 

夕日はもちろんのこと周りに明かりがないので、夜の空はプラネタリウムのように星が見えます。

 

他にも、貴重な自然現象がみれたり、イルカやクジラが見えたりするらしいです。

僕はみたことありませんが。

 

仕事に没頭できる

正直自分自身は仕事に没頭できることをメリットだと思いませんでした。

乗船勤務後の休暇を常に考え仕事をしていてからです。

 

しかし、中には船が好きでずっと船の仕事について考えられていい環境だと思う人もいます。

そうゆう人にはうってつけですね。

 

外航船員のメリットの裏側には・・・

今回は、外航船員のメリットを書きました。

しかし、魅力の裏側には仕事の苦労があります。

 

次回は、外航船員の辛いところを書いていこうと思っています。

 

ありがとうございました。