長期休暇をとれるってほんと? 外航船員の勤務形態

外航船員ってどんぐらい船に乗るんだろうと思う人はたくさんいると思います。

そして、どんぐらい休暇があるのだろうとも思うはずです。

また、一生海の上で働き続けるのかと思う人もいるかもしれません。

 

今回は、そんな疑問に答えていきながら、外航船員の勤務形態を書いていこうと思

 

外航船員の勤務体系

外航船員は、海上勤務』『陸上勤務』の2つの顔があります。

 

船に乗って勤務するのが海上勤務。

乗船経験をいかして陸で勤務するのが陸上勤務。 

 

外航船員はこの海上勤務と陸上勤務を交互に勤務していきます。

例えば、3年海上勤務したら、3年陸上勤務する。そして、また3年海上勤務すると言う形です。

それぞれの勤務を見てみましょう。

 

海上勤務(船に乗って働く)

海上勤務では、6〜8ヶ月の乗船勤務、2〜4ヶ月の休暇を繰り返します。

 

乗船勤務中は、もちろん家に帰ることができません。船に住んで生活します。

なかなか陸を踏めるチャンスもなく、入港したときに上陸できるくらいです。

この上陸が外航船員の醍醐味なんですけどね(笑)

 

船内での休暇はほとんどなく、忙しさにもよりますが、2週間に一日ぐらいもらえます。

外航船員は、勤務後に待っている楽しい長期休暇のために必死に働いているのです。

 

休暇の間は、研修が少しあるもののそれ以外は自由です。

あれ?クビになったかなって思うくらいなんもありません。

この休暇で海外旅行や趣味に没頭します。

そして、次の乗船命令を待ちます。

 

この乗船と休暇の期間は会社や船の動静によって変わります。

たまに11ヶ月乗船の人もいれば、4ヶ月乗船の人もいたり。

 

なかなか予定が立てにくいですね!

 

陸上勤務(陸で働く)

陸上勤務は、平日働いて、土日祝は休むという形ですね。

 

陸上勤務では、乗船勤務の経験を活かして業務を行います。

ですから、入社して日が浅い若手が陸上勤務をすることはほとんどありません。

 

初めて陸上勤務するのは、入社して5〜6年目である程度経験がついた頃になります。

 

他にこんな長期休暇をとれる職業はない

ここまでの長期休暇をとれる職業はないんじゃないでしょうか。

同時にここまで家に帰れない職業もないかもしれませんが。

 

こんなところで今回は終わりたいと思います。

 

ありがとうございました。